シリンダーヒートジャケット規格品サイズ選定のコツ
220t の射出成形機を例として説明します。
1.全長を測る
例 : 本体全長855mm の場合→ ジャケット全長900mmを選択
(ノズル周辺に樹脂が付着しやすい場合は800mmを選択)
![](https://coolheat.jp/wp-content/uploads/2022/01/product_cylinderheat_tips01.jpg)
2. 外周を測る
(1) 熱電対、ヒーターケーブルを逃がした長さを測定
(2) 上記数値にジャケット厚さ分の追加円周126mm※を加える
※ジャケット厚さ分の追加円周=20mm×2×3.14
例:(1)外周440mm+ (2)ジャケット厚さ分追加円周126mm = 566mm → 600mmを選択
![](https://coolheat.jp/wp-content/uploads/2022/01/product_cylinderheat_tips02.jpg)
3. ジャケットの分割を検討
熱電対やヒーター線の位置が回転、変更できず、他のバレル端子の位置と合わない場合、上から被せずに避けて巻きつける必要があります。
ジャケットの全長サイズを複数枚に分割して、隙間から熱電対を出せるようにサイズを選定して下さい。
![](https://coolheat.jp/wp-content/uploads/2022/01/product_cylinderheat_tips03.jpg)
4. 規格の中から適したサイズを選ぶ
例:900mm × 600mm → F2060-90(600mm×900mm)
※ジャケットは縦にも横にも固定できます。
![](https://coolheat.jp/wp-content/uploads/2022/01/product_cylinderheat_tips04.jpg)
5. 固定ベルトを選ぶ
長さ目安:ジャケット外周 + 200 ~ 300mm
耐熱温度:200℃、600℃から選択
(耐熱温度200℃のベルトはシリコンコートされているため、取り扱いが容易です。)
本数:幅250~300mmに1本を目安として本数を選定
![](https://coolheat.jp/wp-content/uploads/2022/01/product_cylinderheat_tips05.jpg)
※弊社では現調採寸による受注生産をお勧めしております。
端子部の切り欠きや、メンテナンスの際にご都合の良い分割方法などをご相談しながら設計いたします。
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